子宮頸がんの経過観察が長くなったため、この度、子宮頸部の円錐切除術を受けてきました(字面が怖いけど簡単な手術です)。
2泊3日の入院と短い間でしたが、入院生活や痛みやその後など、ダラダラと書いていきます〜。
contents
子宮けい部円錐切除術とは
子宮の入り口に出来た、放っておくと癌になっちゃうかもよ、っていう悪い部分を切除する手術です。
ざっくりいうと、検査と治療の両方の意義がある手術です!
この手術で切り取った病変を調べて、どの程度の治療が必要か確認するのと、もしこれで悪いところをこれで取り切っちゃうことが出来れば(病理検査の結果断片が陰性なら)治療完了となります。
子宮頸がん検査で高度異形成(前がん病変)の結果が出ると行われることが多いんじゃないでしょうか。
私の場合は、細胞診で中~高度異形成、組織診で軽度異形成、と「診断結果の不一致」が長く続いたので、一回切って調べようということになりました。
びびりなので、先生に手術と言われたときは真っ先に全身麻酔かどうか確認しました(意識あると怖いじゃないですか)。
残念ながら腰椎麻酔で意識がある中行われるとのこと…
怖がっていたら、「組織診のちょっと大がかりバージョンって感じで、痛みもないし全部で30分くらいで終わっちゃうし大した手術ではないですよ」と教えてくれて、それで不安が消えました!
組織診は何度か経験しているので、それのちょっと大がかりバージョンという説明が自分にはとてもわかりやすかったです。
(※実際どうだったかというと、「組織診の大がかりバージョン」という易しいものではなく、「完全に手術」という感じでしたが痛みなどはほぼなかったので無問題です)
子宮頸がんや円錐手術について、わかりやすく説明してくれているサイトがあったので貼っておきます(臓器の図が出るので注意してくださいね)。
公益社団法人 日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=10
入院1日目の流れ
入院なんて初めてなので、ちょっとワクワク半分&不安半分で夫と病院に向かいました。
13時前 入院受け付け
ここでパジャマとタオルのレンタルもお願いしました。
13時 入院病棟へ移動
同じ入院スケジュールで同じ手術の方がいたので、その方(Aさんとします)と一緒にトイレや洗面所や病室の説明を受けました。
Aさんとはベッドも隣同士だったので、心の中では勝手に同志のように思っていました。
病室は6床で、私は真ん中になってしまい両隣がいる環境。思ったよりも狭い!
無駄に音を立てたりカーテンを揺らさないように気を付けながら、荷物の整理やパジャマに着替えたりしました。
14時 担当看護師さんに今後のスケジュール等の説明を受ける
まったく同じ説明をAさんにもしていて声が筒抜けなので、説明をすべて2回聞いているような気持ち。
ここで採血がありました。
14時半 除毛&シャワー
他人にデリケートゾーンを処理してもらうのって怖恥ずかしかったので(この気持ちわかります?)、前日に自分なりにIラインを処理していったところ「これなら除毛する必要ないですね!」と免除になりました♪
15時半 病院内コンビニのカートがやってくる!
持参し忘れた歯ブラシを買うことが出来ました~
他にも飲み物やお菓子が売っていてワクワクする♪
同病室の方(隣の方(Bさん)とななめ向かいの方(Cさん))が出てきて世間話しながらお買いものしていて和みました。
同じ病室で気配だけ感じていた方たちが、どんな方なのかわかってちょっと安心。
16時 先生から改めて手術の説明with夫
現在コロナ対策で面会は禁止されており、入院時に付き添っていた夫は病室に入れずに車で待機していたので3時間ぶりの再会(その間妻は採血&除毛チェック&シャワーまですませてきたよ)
今回の説明で意外だったのが、当初想定していたよりも浅く切りましょうということでした。
私がまだ出産可能年齢なのと、組織診断では軽度となるため、婦人科の話し合いでそう決まったとのこと。
病変部が取り切れなかったらどうしようという気持ちもありましたが、
頸部が短くなることによる不安もあったので、それでお願いすることにしました。
担当の先生は、いつも分かりやすいように図に書いたりしてくれて、時間を割いて説明してくれるんです。本当に有難い。
この時も、夫にも分かるようによく説明してくれて、不安もありませんでした。
改めて、信頼している先生に手術して頂けて幸せだなと思いました。
18時 早すぎる夜ご飯噛みきれない天ぷらに苦戦したものの、美味しく頂きました。
みんなカーテンを引いてお互いの顔が見えない状況で、咀嚼音だけは聞こえつつ食べているので不思議な感覚でしたー。
22時 消灯(事件のはじまり)
携帯でもいじりつつ眠くなったら寝よ~
と思って眠くなり始めたその時です。
隣のBさん(※優しそうなミセス)が突如としてイビキをかきはじめました。
それが、カァー、カァーとか、かわいいものだったら全然よかったんですが。
しょっぱなから結構飛ばしていました。
グゥゴゴゴゴゴ、グゥゴゴゴゴゴゴ……ガッ…グゥガァゴオオオオオオ
字で表すとしたらこう(時々無呼吸ぽくなってガッ、となるのがちょっと心配になる)。
それはもう大部屋の外まで轟いて…洞窟の奥にいるラスボスの予感がしました。
途中見回りにきた看護師さんが私に「大丈夫?」と確認してくれましたが、もちろん大丈夫ではなかったですし(しかし大丈夫と答える以外どんな回答があるのでしょうか)、あんな大音量のいびきをかいているBさん本人も大丈夫ではなかったと思います。
同じ病室の方はみんな、ごそごそしているのが聞こえてきたので、眠れなかったんじゃないかなぁ。
いろいろ考えたりネット検索して、波の音が似ているかな?と考えてイヤホンで波の音を聞いたりしてみたもののダメでしたね(波の音=癒しミュージック的な感じで眠れるかなって…)。
全然かき消される。どんな荒波もBさんのイビキには敵わない。
夜が明けるのを待って速攻で院内コンビニに耳栓を買いに行きましたw
所感
剃毛がなしになったのが地味に嬉しかったです。
これから手術で他人からのIラインの除毛が怖恥ずかしいという方(限られるね~)は自分で頑張ってやっていくことをお勧めします!
それとやっぱり大部屋じゃなくて個室にすればよかったな~~~
歯ブラシとかお手洗いのタイミングが一緒になったらなんとなく気まずいので、様子を伺って隙を狙って行ってたりして気を遣いましたね。
あと一番は、イビキですね。本当につらかった。
普段の夫のイビキなんて本当にかわいいもんだったんだなって思って、夫への感謝の気持ちすら抱きました。
なのでもし次に入院することがあったら(あってほしくないけど)絶対個室にします。
次の日はいよいよ手術です!
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