子宮頸がんの経過観察が長く続いたため、検査と治療を兼ねた円錐切除術をすることに…

術後の経過と病理検査の結果です。

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術後の経過

一番症状が強かったのは「めまい」でした。

入院3日目の投稿にも書いたんですが、手術時に腰椎麻酔をした影響で「脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)」が引き起こされたと考えられます。

不意に下を向いたり、寝返りを打った時は世界が揺れるようなめまいがして地味に辛かったですね。

日がたつにつれて症状は弱まり、術後9日で完全にめまいはなくなりました。

その他は、おりものシートで大丈夫なくらいの体液(透明なオレンジがかったおりもののようなもの)が出るくらいで、翌日から普通に仕事出来るくらいに、体調は問題ありませんでした。

私の場合、在宅で座り仕事のため基本的に安静に出来ていたので良かったと思います。

通勤したり仕事中動く必要がある人は、念のため2週間くらいはお休みにして安静にする方がよいと思います。

あまり動き回っていると血流がよくなり、1~2週間でかさぶたが剥がれる際に大出血を招くことがあるようで…。

実際わたしも2週間でかさぶたが剥がれました(見たことのない白い塊が出てきて恐怖感じました)が、安静にしていたおかげか少しの出血ですみました。

病理検査の結果

<※病変説明の図があるので苦手な方は飛ばしてください>

手術から1か月後、ドキドキしながら聞きに行きました!

呼ばれて病室に入ると、先生が浮かない表情をしている…それを見て私は不安MAX

先生は分かりやすく図に書きながら今回の結果の説明をしてくれました。

一言でいうと、『今回取った部分は良性の病変で問題ない、でも病変自体は取り切れていなくて、良性とはいえ稀に悪性癌が紛れていることもあるから、これからもフォローアップで様子を診ましょう!』ということでした。

詳しい説明としては…

  • 病理検査の結果、今回切り取った部分は子宮頸がんの前がん病変ではなく、LEGH(分葉状頸管腺過形成)という良性の病変だった
  • この病変は子宮けい部の奥に出来ることが多く、また今回断端陽性(手術で取り切れずに、断面にその病変が残っている)であり、まだ奥に病変は残っている
  • 良性なのでそのままでも問題ない…が、LEGHには、ごく稀にMDA(最小偏倚腺癌)という、高悪性の病変を含む可能性があり、また両者の識別は非常に難しい
  • 今回切除した部分には含まれていなかったが、奥の病変にMDAが含まれているかどうか調べるには、子宮を摘出する方法以外ない
  • 閉経していたり出産の可能性が低い人だったら子宮摘出を勧めるが、私の場合はまだ30代前半で、LEGHにMDAが含まれている可能性自体は低いので摘出によるメリットが低い
  • よって、術後の経過観察時の細胞診断の結果でどうするかを決めていくのがよいと思う

とのこと。

子宮頸がんになっていたらどうしよう、という心の準備ばかりしていたので、聞き慣れないLEGH、MDAという言葉に戸惑いました。

LEGHが良性の病変と聞いたときは安心しましたが、MDAが悪性度の高い病変、放射線や抗がん剤が効きにくく、予後の悪いがんであることを聞いて、先生の浮かない顔の理由が分かりました。

「(MDAについては)あんまり調べない方がいい」と怖いことを先生は言いました…(フラグが立ちました)。

先生は本当に分かりやすく説明してくれましたが、やはり珍しい症例のせいか歯切れが悪かったです。

私も話についていくのが精いっぱいで質問出来なかったので、帰宅後、MDA含むLEGHについて調べまくりました(無事にフラグを回収)。

しかし、症例数が少ないせいため、ネットの情報も少ない…!なんか難し気な論文や研究結果は出てくるけど、理解不能…。

Googleで「LEGH」とだけ検索して一番にヒットした以下のページが、結果的に一番分かりやすかったです。

子宮頸部多発嚢胞
https://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/skn/
出典:信州大学 医学部付属病院HP

今後の方針

LEGHはMDAの前がん病変であるという考えもあるようです。

いくら良性の病変と言われても、治療方法がなく、調べることが出来ない奥の部分に(かなり低い可能性とはいえ)悪性癌を含んでいるかもしれない、含んでいなくてもこれから悪性癌になるかもしれない、その上両者の識別は非常に難しい、というのはとても複雑な気分。

しかもMDA(子宮頚部悪性線種)は、調べれば調べるほど怖いことしか書いていない!(先生が調べるなと言った意味がわかったよ)

手術をしてもらった病院では3か月ごとに細胞診断でフォローアップしていきましょう、ということだけど、本当にそれだけでよいんだろうか?

不安になり調べた結果、MDAは細胞診断とMRIの結果である程度診断を付けることが可能みたい

細胞診断に意義はありそうなので、3か月ごとの細胞診断で少しでも怪しい結果(又は水様性のおりものや不正出血)が出たらMRIをお願いしようと考えました。

ただ、やはり珍しい病変のため、3か月ごとのフォローアップが無事に終わったら(術後1年)、過去にLEGHの症例を多く扱っている病院でセカンドオピニオンしてもらうことも考えています。

なんかモヤモヤが残った結果となりましたが、自分の病状がある程度わかったので、癌化の可能性は出来るだけ潰していきたいですね。

日本の婦人科検診率は低い

日本は他国と比べて子宮頸がんの検診率が低く、2013年のデータではアメリカ84%に対して日本42%とのこと。

MDAの予後が悪い(生存率が低い)のもそのせいではないかと考えました(見つけた時には手遅れになっているのではないかと)。

婦人科検診て恥ずかしいし怖いし嫌ですよね…。私も未だに慣れないです。しかも痛がりなので、先生に前もって「私は痛がりです」と宣言しています(w)。
とにかく息を吐いてお尻の力を抜くことに集中すると、痛みや違和感が少なくなるのでおすすめです。

婦人科検診を受ける人が少しでも増えると嬉しいです。